法律というのは、多くの場合
何か起きてから、重い腰を上げる
たとえば最近のドローンの規制然りである
ドローンが官邸の屋上で見つかるから
規制しようというものだ
ところが
今日の安保法制は
珍しくこんなふうになると大変だから
先手を打って自衛隊を動かすことができるようにしておこうと
そこが今までの法整備と明らかに違う点である
そしてそれ故に
何を想定して整備しようとしているのか
ピンと来ない
後手に回って
70年間国家の名のもとに
人を殺したり、殺されることもなかった
先手必勝とは言え
戦争に必勝なんてない
勝者もいない
あるのは悲しみと嘆きだけだ