昨日「遅延の恐れあり」と言われつつ
送った水が、北茨城の先輩宅に届きました
4・5日前からようやく水か出たそうです
そこは福島原発から
約70キロぐらいのところです
すぐそこの一本の県境を隔てて
ずいぶんと様子が変わるらしいのです
茨城に入ると
普段以上にたすけあい、仕事をしていて
いつも通りなんら変わりなく
お彼岸の花を供えてお墓参りしているのです
先輩に「逃げないんですか?」
と聞くと、逃げる住職なんかいないよ!
と一笑にふされました
同じ住職として、あまりに愚問でした
仮に同じ境遇なら僕も逃げないでしょう
先輩もよくお見舞いの電話をもらうらしいのですが
当事者よりも周りが騒ぎすぎて、戸惑うとおっしゃっていました
先輩はどこかトボケていて
話の最後には、どの映画が面白かったなどの
紹介までしてくれました
僕らと先輩たち、そして当事者同士の間にも境界線があるようです