まだ記憶に新しい「半沢直樹」を
思い返してみると、
理不尽な上司や汚い取引きに
しっかりモノ申したい
その代弁者を見て
私たちは感動したり、溜飲が下がっていた。
しかーし、裏を返せば
私たちの中に、それだけの恨みと憎しみが
渦巻いているということでもある
45%
という視聴率からしても、国民のほぼ半分が
恨みを晴らしたいと熱狂していたのだ
そういう面から考えると
現代人の恨みと憎しみたるや、凄まじいものがあるというわけだ
ぞーっとする現実である
恨みや憎しみを抱かない人は
どこにもいない
恨みを晴らす報復・復讐では
決して人間は救われない
恨みや憎しみのただ中に
涸れずにある希望を見出すことができるのか、
世界と人生を涸れない愛で満たせるか
それが人の身を受けた正念場だ。
