法事 人に負けて信をとるべきなり

蓮如上人の言葉です

詳しく言うと
「総別、人にはおとるきじき、と思う心あり。
この心にて、世間には、物も仕習うなり。仏法には、
無我にて候ううえは、人に負けて信をとるべきなり。」
です。

「人には、大まかにも個別にも、他人に劣ってはならないと思う心がある
この心で、世間では物事を習って身につけていく

一方、仏法においては、無我を説く教えなので
人に負けて仏を信ずる心を頂きなさい」
とまあ、だいたいこんな意味の言葉だ。

負けず嫌いの方には
到底承服しがたいかもしれないが、
屈服して負けるのでなく、悦服して負けられる
これが仏法に出会うということだと教えてくれているのです。

いつの間にか
負けられない世間に流されています。