仏事というのは一人でも二人でも成立しない
親から子、そして子から孫への連続である
ところが核家族化が進み
見習うべきじいさんばあさんの姿はなくなり
あくせく働く親の姿のみ目にするようになった
親世代は
あくせく働いて仏事を
自分の親世代に任せっきりにしてきたので
自分同様に子供にも迷惑をかけたくないと言うようになったのではないか
しかし
いざ誰かに亡くなられてみると
手を合わせずにはいられない
人を思うこころがみんなに流れている
そのこころを形に表すことで感情が浄化される
断ち切られた連鎖をどこかで踏ん張って
取り戻さないと