家族 長田弘さんご逝去

今朝の新聞はどこも長田氏の死去を
伝えておりました

たいして故人を存じ上げているわけではありませんが
たまたま朝日誌の一面に大谷大客員教授の鷲田氏の「折々のことば」が掲載されいます

5/10のそれには
「見えてはいるが、誰もみていないものを
見えるようにするのが、誌だ」という長田さんの言葉が取り上げられ、
以下のような解説がついています。

「視界には盲点があるだけではなく、見えているのに
見ようとしないものがある。歴史のある時点ではだれにも見えないものも
おそらくはあろう。だから、見ることにはそれなりの努力が要る。
工夫がいる。他の人にはどう映っているかわこまやかに参照する必要もある。
修行時代にふれたこのことば、わたしにとっては哲学の手義でもある。
『よむことは旅すること』から」と。

とてもいい言葉だなぁと思っておりまするというと
訃報に接したので、残念な気持ちで一杯です。

これから先
いかに詩がよめるかと思う今日この頃です。