蝶のように舞い、蜂のように刺す
中学生の当時
プロレス好きの同級生が
寝転んでキックするのを「アリキック」
と言っていた
アントニオ猪木とモハメド・アリが対戦した時
猪木は立つとパンチを喰らうので
ずーっと寝転んだまま蹴るだけで
ものすごーくつまらない試合になったので有名だった
そのアリ氏を再び見たのは
アトランタオリンピックの開会式
聖火ランナーの一人として登場した時だった
それよりも強烈な印象は
強打のジョージ・ホアマンとの一戦
並の選手なら、とっくに倒れていておかしくなかったのに
「私は、全ての虐げられた人たちのために倒れるわけにはいかなかった」
とのたまわった。
自分に素直に生きる人がまたこの世を去り、残念!