家族 誰と共に?

いつもと変わらない大みそかを過ごし
紅白見たりガキ使見たり
これがなんで楽しいか?

みんなで見るから楽しいのだと
家族の一人がつぶやきました

一人でなく、それは物理的な一人でなく
時間を共有できる誰かがいるから、
楽しく幸せなのだということなのです

共に生きてくれる人がいるから
私たちは生きていられます

それは決して実在の人物にとどまりません

今年もまた、誰かと共に生きる御いのちを頂きました
なのでおめでたいのだと思うのです

たまたま黒沢明監督作品が次々と放送されていました
志村喬の「生きる」は、まさに共に生きる人の発見がテーマでした

90歳で何がめでたいと、寿命を喜べない時代にあって
誰と共に生きようとしているのか
要は人生の根本問題はそこなのだと気づいた行く年来る年です