法事 もとどり

という逸話があります

法然上人のところで2・3年学んだお坊さんが
郷里に帰ると言った際に、
「三つのちょんまげを剃り落しなさい」と
坊主頭のお坊さんにさとしたエピソードです

坊主頭のお坊さんに
ちょんまげがあるはずもないのに
ちょんまげを落とせというところが
このエピソードのミソです

三つのちょんまげとは、
名聞・利養・勝他だと法然上人は言います

今流に言えば
名声・利益・勝ち組でしょうか。
それらの欲望を放棄し、一切をたすけんとする仏の願いに
生きようとするのが、仏教徒だと諭すエピソードです。

よくよく心したいと思います。