NHKのEテレ100分で名著は、涅槃経が
取り上げられています
第3回目の今日もとても面白かったです
出家者が真摯な求道の姿を見せることで
在家仏教者が世間で獲得した財を布施することで応援するという
いわゆる法施と財施という本来のお布施のしくみとか檀家の意味合いが語られていました
つまり出家者は
自分のために道を求めるのでなく
道を求めることができない俗世間を生きる人のために
道を求めることに没頭する人だというわけです
俗世間を生きる人はと言えば
道を求める出家者から功徳や利益を振り向けてもらうために
いわゆるお布施をするのです
ところが在家仏教という浄土真宗は
道を求めることができない私たちのために道を求めたのは
仏様だというわけです
僧侶も俗世間も共に
仏様の功徳を施して頂いて利益を頂いている
その功徳・利益こそ南無阿弥陀仏というお念仏だとしたのです
お釈迦様在世当時の仏教教団の枠組み自体を
ひっくり返している部分があり、注意が必要です